金のバロット

バロットとは、東南アジアを中心に食される孵化寸前のアヒルの卵を茹でたもの。

皇室は男系継承しか許されない。

今日、朝の情報番組で、女系・女性天皇について取り上げられ、竹田恒泰氏が男系継承の意味を説明するが、とある左翼コメンテーターによって議論にもならない事態だった。また、Twitterには竹田氏を気に食わないという理由で女系・女系天皇に賛同し、旧宮家の復興を反対するバカもいた。議論から外れた人身攻撃で詭弁でしかならないが。


詭弁について知りたい人は、下記の動画を勧める。

【ゆっくり解説】11 会話にならない。詭弁と誤謬

https://youtu.be/-dKDaJGNmzE

(ゆっくりゴシップちゃんねる より)



そこで僕なりの意見や解説を述べよう。


天皇とは、日本国及び日本国民統合の象徴。天皇と皇族を含めた総称を皇室という。神武天皇から万世一系(男系継承)をしてきた。所以、2600年の世界最古の王室、現存する世界最古の国である。

よく支那4000年の歴史の謳い文句を聞くが、支那中華人民共和国は建国70年であり、昔から支那は王朝の血筋を皆殺しにして絶ってきたので歴史は浅い。


天皇制とは、共産党員(左翼)が作り出した誤った言葉・表現であり、まるで皇室を制度のようにいうことで廃止できるような印象を受けさす。皇室は決して制度ではない。国体である。象徴天皇制のことを指す場合もあるが、天皇制は言葉として美しくない。

左翼によって、女系・女性天皇を推す意見があり、「皇室も時代に沿う形に変化するべき」とほざくが、決して容認できない。


そもそも現状の日本の家族制度に男子存続が根強いため、皇室が先行して時代を先取りするのは意味不明。我々の価値観などここ数十年で生まれたものであり、2600年の伝統に物言うのは、傲慢である。恥を知るべき。皇室とは関係ないが、70年くらいの歴史すらない日本国憲法改憲すら拒否反応を示す左翼は本当に「時代に沿う形に変化するべき」と考えているのか。


このように日本の破壊を目論む左翼(本来、右翼も左翼も国を良くしようとする思想であるため、日本の左翼の本質はただの反日)が、オールドメディアに蔓延る。思考停止しては危険だ。



では、何故、男系継承にこだわるのかを解説する。



①女系の危険性


男系とは、父親、父親の父親、その父親といった父親の血筋を辿る血筋。女系とは母親、母親の母親、その母親といった母親の血筋を辿る血筋。

アニメ「サザエさん」を例にするとわかりやすい。磯野波平には三人の子がいる。フグ田サザエ(男系女子)、磯野カツオ(男系男子)、磯野ワカメ(男系女子)。サザエには息子のフグ田タラオ(女系男子)がいる。女系を認めると、波平天皇(男系男子)→サザエ天皇(男系女子)→タラオ天皇(女系男子)が可能になる。しかし、タラオ天皇の男系を辿ると、タラオ→マスオ→マスオの父親、女系を辿ると、タラオ→サザエ→フネになり、波平に辿りつかない。「男系女系を混ぜれば辿りつくじゃん」という意見を持つかもしれないが、そうした場合、血が繋がっていればいい場合だと、波野ノリスケ、イクラといった遠縁も天皇の継承権利が生まれる。


これが、現実の日本だとしよう。一般人の中にも男系女系混ぜて辿れば〇〇天皇になるという人もいるだろう。女系を容認するということは、その人にまで、皇室から遠い人物までにも継承権利が生まれるということだ。これに皇統があるのだろうか。こんな適当なものが日本国民統合の象徴と言えるのだろうか。


現に、王室に女系を認めたイギリスとフランスは王位継承を争い、百年戦争を引き起こしている。



また、女性天皇を安易に誕生させるのも危険だ。歴代に女性天皇いたが、男系男子が大人になるまでの中継ぎとしての役目だった。そのため、次の後継の男系男子がいないにもかかわらず女性天皇を誕生させてはならない。女系天皇への道筋になってしまう。


女系天皇反対は女性差別か。いや違う


一般の女性は男系男子の皇族と結婚し、皇族になれるが、一般の男性は皇族には決してなれない。むしろ、男性差別である。いや、もっと言えば、皇族が存在しているということは、皇族とそれ以外の人間という差別があるという事だ。


男系の一番のメリットは外部の男を入れないことである。過去、蘇我氏道鏡平清盛足利義満など時の権力者が天皇になろうとしたが、断じてなれなかった。時の権力者の血筋は現在に至るまで続くのは難しい。権力を持った結果、支那やヨーロッパの王朝は途絶えている。イギリス王室には400年の歴史しかない。こうして、皇室が2600年続いてきたのは早くに権力から離れ、権威であり続けたからだ。

戦国時代や幕末、先の戦争など、我が国が疲弊し焼け野原になる事態になっても、復興し今日まで世界最古の国でいられるのは、天皇というトップを敬い、日本国民がまとまってきたからだ。


旧宮家の復興

男系にこだわっていたら、将来、皇室の血筋すら途絶えてしまう。こういった意見もある。現に悠仁親王がお生まれになる前に、小泉政権下で女系天皇を推す議論が過熱した。そもそも、小泉純一郎女系天皇女性天皇の意味が全く理解出来てなかったようだが。


女系よりも優先すべきことは旧宮家の復興である。


かつて日本には皇族の数はもっと存在した。しかし、GHQによって半ば強制的に解体されてしまい、今日の皇室の問題が起こっている。男系男子が旧宮家の方々のなかにいるのだ。彼らの復興が最優先すべき事案である。今は一般人と変わらぬ生活をしているが、将来、悠仁親王の次の世代の皇位継承の危機のために、宮家に戻って頂きたい。そうして一般人の次の世代が天皇になるべく器になり、日本国民の総意になられるはずだ。


徳川家康が秀忠の将軍家の他に徳川御三家を作り、それが必要になったのは100年後の徳川吉宗の時代。また江戸中期には御三卿も存在し、徳川家男系の血を現在にも繋ぐ。


なぜ、皇室の存続が日本の存続に繋がるのか。


かつて、先の戦争の終戦時の御前会議では、軍部が大いに揉めた。降伏すべきか、本土決戦すべきか。そこで昭和天皇に意見を求めた。君臨すれども統治せず」の立憲君主の立場を忠実に採っていた昭和天皇が降伏すべしという鶴の一声で終戦に至った。昭和天皇が居なかったら、今の日本はない。


そして、天皇をトップとして日本国民は団結し復興した。


これからの天皇もまた、私利私欲を無視した公のため、日本のために平和を祈る存在であり続ける。そんな存在がこの国にいるだけでこの国の安寧は守られる。日本人はそのため団結できる。

だから、日本国の存続のため、皇室の存続は必須である。


以上、21歳の日本人の意見です。







ジョーカーと天気の子にみる共通点

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この両者。「アメコミ版アメリカンニューシネマ」と「君の名は。の分岐点」が良く似ているのだ。その共通点をあげていこうと思う。


一つ目


舞台設置(汚い大都会、社会弱者の主人公)


ジョーカーの舞台はゴミ収集のストのせいでゴミだらけのゴッサムシティ。天気の子は、東京。新海誠は前作・君の名は。では、東京ロマン(東京に憧れるJK、おしゃれなカフェ、瀧くんが働くフレンチレストラン)を描いた。また、人の善意で世界が満たされているのだ。しかし、天気の子では、汚くで危ない、また人々は悪意に満ちている。アーサーも穂高も虐げられる。共に貧しい。

おまけに拳銃というアイテムが両者に登場する。アーサーは拳銃で殺人を犯し、穂高は目的の実行のため、殺人未遂を犯す。

二つ目

ストーリー展開

ジョーカーでは、アーサーは自身のためだけの行動を起こし始めます。よってゴッサムシティは暴動が起こります。
天気の子では、穂高は東京よりも一人の少女・陽菜を優先した結果、東京の半分くらい海に沈みます。ジョーカーでは、アーサーがおかしいのは自分か、社会かといったセリフがあり、天気の子では、世界は最初から壊れていたんだといった似たようなセリフがある。

こじつけかもしれないが、なんだか似ているこの2作品。全く違う土地で作られ、偶然にも同じ年に出てきた。なんの因果だろうか。





ジョーカーを観た。

先々週、新宿の映画館にて友人とともにジョーカーを観た。そして今日は地元の映画館で一人観た。最初観たときはなんとも消化不良な腹持ちだったが、レビューや解説動画を見るほどに胃液で溶かされ飢え、今日に至った。ジョーカーとはなんだったのか。


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映画『ジョーカー』は、謂わばアメコミの皮を被ったアメリカン・ニューシネマである。『ジョーカー』は、『タクシー・ドライバー』(1976)やキング・オブ・コメディ』(1982)などのマーティン・スコセッシの作品群から影響を受けた作品であり、監督のトッド・フィリップスアメリカン・ニューシネマを撮るため、アメコミを利用したのである。


映画のストーリーを書くことは省くが、ここからはネタバレを含めジョーカーについて語りたい。


今日もどこかで’’笑え’’と言われている人がいる。

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ジョーカーことアーサーは自分の意思とは関係なく笑ってしまう病気だという。映画ではこの病気は脳の神経の損傷によるものとしているが、僕はそうは思わない。彼の笑いは謂わば呪いである。

彼は幼少期、母親の彼氏からの暴力を日々受けており、母はそんなアーサーを「笑っていていい子だった」と話している。アーサーは母からよく「どんな時も笑顔で(put on a happy face.)」と言われていた。そして、劇中、アーサーが高笑いする時はいつも感情は真逆の時、泣きたい時である。笑うことで痛みに耐えてきた。最悪な状況がより最悪にならないようにと笑ってきた。「いい子にしていろ」と家庭での抑圧が、大人になっても続き社会全体からもそう言われている。

この映画はその呪いから、偽りの自分から解放され、本当に笑う話である。


いないも同然。


これは彼の悩みである。社会からも、雇い主からも、同僚からも、トーマス・ウェインからも、マーレフランクリンからも、警官からも、無下にされる。母からもそう。母は息子・アーサーのことなんか見ていない。母はトーマス・ウェインのことで頭がいっぱい。

唯一やさしくしてくれたのは、小人症のゲイリーだけ。だから、彼だけは殺さない。


劇中では、アーサーはペニー・フレックの養子であるとされているが、おそらくコレはトーマス・ウェインの工作だろう。アーサーはペニーとトーマスの子ではないか。


アーサーが笑うとき

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前述した通り、アーサーが本当に笑う映画であり、その瞬間がある。

アーサーは殺人もジョークだと話すが、実はアーサーは殺人については笑っていない。作中で最初に本当に笑ったのは、地下鉄殺人がニュースになり、トーマス・ウェインがズレたコメントしたときであろう。アーサーが偶然殺したのはエリート証券マンの富裕層であり、それを勝手に政治的メッセージと受け取ったことを笑う。

そして、チャップリン映画の上映される会館の前に大量に集まる殺人ピエロの支持のデモの群衆を見て、アーサーは笑う。彼の悩みは、自分は存在していないも同然であり、社会からも誰からも無下にされることである。しかし、正しく生きていたときには見向きもされなかったアーサーは悪しき行為をした途端に認知され、悩みが解消される。そこへの高揚にアーサーは笑うのだ。


アーサーの思いついたジョークとは


映画の終盤、アーサーは精神病院のようなところで診察を受けるシーンがある。手錠をつけ、タバコをふかすアーサーは眼前で両親を殺されたブルース・ウェインの姿を想像し笑い、ジョークを思いついたという。そのジョークを医師に問われるも「理解できないさ」と答える。

このジョークは何なのか。


有名な説に(YouTubeの複数の解説動画を見た限り)、この映画のストーリーそのものがジョークでありアーサーの空想だったというものがある。僕の個人的な思いとしてはそれはつまらない。僕の考察とはこうだ。


映画『ダークナイト』では、ヒース・レジャーのジョーカーがバットマンと対峙する。『ジョーカー』では、親子ほど年齢が離れたアーサーとブルースが、映画『ダークナイト』では青年同士くらいなのだ。これは矛盾である。


映画『ジョーカー』のジョーカーと映画『ダークナイト』のジョーカーは同一人物ではないのだ。別人説。

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ジョーカーのせいで起きた暴動で、両親を殺されたバットマンは、社会のために妥当悪のため、立ち上がる。でもその社会はジョーカーを生み出した。庶民派はあくまでもジョーカー。映画『ダークナイト』では、バットマンは偽物のジョーカー(ジョーカー二代目)と戦う。ジョーカーの亡霊に苛まれ続け、バットマンは笑えない。可哀想な異母兄弟の弟がバットマン。それがジョークなのではないかと思う。


最後に、


この映画を見て共感する人は多かろう。誰もがそうだから。笑顔でいなさい、愛想良くしなさい、いい子にしなさいと。そしてジョーカーのようになる人がいるかもと心配する人もいる。でも、皮肉なことに僕らは1800円ものお金を払い、映画を嗜むことのできる。僕らはアーサーに決してなれない。


参考文献


YouTube

・【アメコミ映画に隠された怒り】ジョーカーレビュー感想【警告後、ネタバレあり】https://youtu.be/aZmtS4w1n9Q

「茶一郎」https://www.youtube.com/channel/UCcxslMsgH07k6TzF0LWiPRAより

中田敦彦風に「ジョーカー」の全てを解説!!!【前編】【ネタバレ注意】https://youtu.be/F-5JowZMf3k中田敦彦風に「ジョーカー」を解説してみた!関連映画全ての意味とは!?【後編】https://youtu.be/xL_b4i1R2BY

「Masato」https://www.youtube.com/channel/UCHvx9a03oixiE54L_UMl8UAより

・「ジョーカー」を見て落ち着かない人へ〜ネタバレあり考察https://youtu.be/6t6AKq2z3ro

岡田斗司夫https://www.youtube.com/user/toshiookada0701より

・♯231 ジョーカーはなぜ「笑う」のか!?〜衝撃の大傑作『JOKER』真相解説スペシャル!!https://youtu.be/cjbTJD4McLk

山田玲司https://www.youtube.com/channel/UC09D3M_DdLaZMJnZp0v4pLQより


ネット記事

・『ジョーカー』社会の被害者が「王の資質」を得るまでーー禁忌に触れる、悪への共振https://cinemore.jp/jp/erudition/981/article_982_p1.html

「CINEMORE」より

金のバロット

バロットとは、東南アジアを中心に食される孵化寸前のアヒルの卵を茹でたもの。

俗に、作家や役者、メダリストなどの特定の才能を持つ存在を目指す、将来有望であろう若人を’’金の卵’’と称することがある。僕は将来、漫画家を目指している。僕もその金の卵の一人である。つまり金のバロット(茹で卵)とは、僕のことである。


それが茹で卵か孵化するのかは誰にもわからない。