ジョーカーと天気の子にみる共通点
この両者。「アメコミ版アメリカンニューシネマ」と「君の名は。の分岐点」が良く似ているのだ。その共通点をあげていこうと思う。
一つ目
舞台設置(汚い大都会、社会弱者の主人公)
ジョーカーの舞台はゴミ収集のストのせいでゴミだらけのゴッサムシティ。天気の子は、東京。新海誠は前作・君の名は。では、東京ロマン(東京に憧れるJK、おしゃれなカフェ、瀧くんが働くフレンチレストラン)を描いた。また、人の善意で世界が満たされているのだ。しかし、天気の子では、汚くで危ない、また人々は悪意に満ちている。アーサーも穂高も虐げられる。共に貧しい。
おまけに拳銃というアイテムが両者に登場する。アーサーは拳銃で殺人を犯し、穂高は目的の実行のため、殺人未遂を犯す。
二つ目
ストーリー展開
ジョーカーでは、アーサーは自身のためだけの行動を起こし始めます。よってゴッサムシティは暴動が起こります。
天気の子では、穂高は東京よりも一人の少女・陽菜を優先した結果、東京の半分くらい海に沈みます。ジョーカーでは、アーサーがおかしいのは自分か、社会かといったセリフがあり、天気の子では、世界は最初から壊れていたんだといった似たようなセリフがある。
こじつけかもしれないが、なんだか似ているこの2作品。全く違う土地で作られ、偶然にも同じ年に出てきた。なんの因果だろうか。