社会人3日目の朝
今日は寝なくてはいけないと考えるのが苦痛だった。
朝食を食べなければと考えるのが苦痛だった。
今日は風が強いからと早く家を出るべきかと考えるのが苦痛だった。
ほっといて欲しかった。
2020年(令和2年)12月14日
とうとう仕事が始まった。誰でも出来る仕事をするのだ。でも僕はその誰でも出来る仕事が出来ない。そして同期?的な人らが3人いた。
その1人が第一印象でその人の知り合いに僕のような人がいるだぁと言うが、それは圧倒的に僕の外殻を見ての錯覚であろう。それは僕の装いだ。
僕のような人間が他にいてたまるか。
次の日、仕事があると思うと、休日であっても気が気ではなかった。休まれなかった。仕事がある日は本当に寝付きが悪かった。
生きるのも辛かった。死ぬのも辛かった。ただで死ねないと思っていた。
涙が流れそうになった。堪えることもできた。胸が苦しい。頭が痛い。目が痛い。
寝れないせいで人相が変わった。
この不安はガムシャラに働けば消えるものだろうか。冬の季節的な心持ちなのだろうか。人生の一時的なものだろうか。
人との関係を絶って来たくせに、「存在してもしなくてもいいんだよ。」って慰めて欲しかった。怠惰に生きていい言い訳が欲しかった。「仕方ないよ」と言われたかった。
自分は誰よりも優秀なはずなのに、それを証明できる術も能力も持ち合わせていなかった自分が情けなかった。虚像の自信を失いそうで怖かった。
好きなものが嫌いになっていくのが苦痛だった。変わっていく自分が苦痛だった。自分が理解できない自分が苦痛だった。
何が言いてーかというと精神科医を探すべきかって話だ。
って朝、通勤する電車の中すがりながら書いた。もう落ち着いた。その日の昼くらいにぁ。
今日の夜の空は曇っていて星が舞っていて美しかった。