金のバロット

バロットとは、東南アジアを中心に食される孵化寸前のアヒルの卵を茹でたもの。

7/17(金)『Mother マザー』観てきた。

昨日は久しぶりに映画を観てきた。『Mother マザー』ていう長澤まさみ主演の映画。

 

『Mother マザー』

働かず家族や周りの人間に金を無心しパチンコや男に浪費するネグレクトの母親・秋子とその息子・周平が祖父母殺人を犯すまでを描く。

 

つまらなかったです。つーか予告詐欺でした。聖母や怪物だの、感動とか言ってるけど、別にないです。まるで周平が少年の時からストーリーが始まるような感じをさせるのに幼少期→少年期のように、ただただ時系列ごとに描きます。エンタメ性ゼロです。

 

万引き家族「誰も知らない」のような是枝映画みたいでした。

是枝映画って子供がよく登場するんですが、是枝監督はなぜか「子供は無垢な存在」として無害で悪意のないモノとして描くんです。子供こそ単純で残酷で先を見透かせないから誤った行動をとるものだと僕は思うのです。あと文章に起こしても面白くない映画を撮りますよね。だから、是枝映画は嫌いですね。

 

『Mother マザー』はそんな感じがしました。

それに少年の告白に涙するって、オチに持ってきてますが、皆さんの予想通りのオチです。つーか、育児放棄を受けた学校にも通わせてもらえなかった子供は自分で考える力がないから、告白もクソも出来ませんよ。

タイトルも良くないです。これって”酷い目に遭っているのに母親を愛してしまう息子のマザコン”を描こうとしたのに、何も自分では考えられない息子の内面は描かず、母親のバッグボーンも描かない。なぜ、シングルマザーなのかも描かない。ただただ、実話をなぞっただけの映画なんです。

 

“考えさせられる”ってなんじゃそりゃ。

 

 

ps.最近買った面白かった漫画

『さよならガールフレンド』(高野雀)