金のバロット

バロットとは、東南アジアを中心に食される孵化寸前のアヒルの卵を茹でたもの。

世間が漫画業界に遅れている。

巷で「鬼滅の刃」が流行っているので、Netflixでアニメを10何話くらい観てたのですが、全くハマらなかった。何故だろうか、あらゆるものの既視感と、技名を叫ぶバトル、キャラがめっちゃ叫んでコメディやってるのが好きになれなかった。

お前が単純に流行ってるもの否定したいんだろとか言われそうだが、そんなことない。僕だって盛り上がりたい。「カメラを止めるな」を映画館で観た時、劇場が満員で他の客と一緒に笑い、共感したのは結構嬉しかった。

 

なんか、Twitterで鬼滅の作者が女性だった的な盛り上がりを見せている。よくそんな盛り上がれるなぁ。何の熱を持って批判したり擁護するのか。

 

漫画はこの世で最も平等な世界なのに。今から大学で学んだ漫画の歴史や世界の漫画についての知識をひけらかします。

ハリーポッター」の作者のJ・K・ローリングはイギリスの出版社で女性差別を受けたらしいです。21世期の紳士の国なのに。フランスのバンド・デシネやアメリカのアメコミでは女性作家が全くいない。フランスでは漫画は男の読むものとしての扱いを受けている。そもそも、漫画業界の規模が小さい。

では、日本は。日本の漫画業界の作家の男女比は半々。まあ、戦前から長谷川町子という女性作家が既に存在していた。当初、戦後の少女向け漫画を書いていたのは、手塚治虫赤塚不二夫だったのに、次々と女性作家が現れた。萩尾望都とか。

 

何が言いたいかって言うと、鬼滅の論争自体が僕にとって異質。

 

 

余談。

最近は、アニメの「恋は雨上がりのように」と「ハッピー・デス・デイ」を観ました。良作でした。「恋は雨上がりのように」は漫画全巻で買いました。とても楽しみです。あと、「亜人」、「血の轍」、「ジャガーン」の新刊を買いました。「血の轍」は、”群馬弁萌え”で好きです。以上。