金のバロット

バロットとは、東南アジアを中心に食される孵化寸前のアヒルの卵を茹でたもの。

貴方は『ファイアパンチ』を知っているか。

ファイアパンチとは、2016年4月から2018年1月まで、ウェブ「少年ジャンプ+」にて連載されていた漫画である。全8巻。作者は藤本タツキで現在は週刊少年ジャンプにて「チェンソーマン」を連載している。


ファイアパンチ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ファイアパンチ 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ファイアパンチ 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)


僕はこの作品が大好きである。3年前に出会い、とても高揚した。この作品の魅力について語る。


カニバリズム、奴隷、カルト宗教、この狂った世界の平凡な少年が復讐の鬼と化す。




産まれながら奇跡を使える人間を祝福者と呼んだ。『氷の魔女』と呼ばれる祝福者によって世界は雪と飢餓と狂気に覆われた。凍えた民は炎を求めた。ファイアパンチより)


ストーリー

主人公・アグニは腕を切り落としても瞬時に再生する祝福者であり、妹とともに雪の世界で暮らしていた。彼は老いた村人に食糧として自分の肉体を提供して飢餓を凌いでいた。しかし、このことが原因でベヘムドルク王国の兵士で炎の祝福者・ドマによって村を焼かれる。対象が焼き朽ちるまで消えない炎で焼かれたアグニは自身の再生能力のため死ねない。激痛でもがき苦しむなか、目の前で妹が焼き死ぬ。アグニは最愛の妹の復讐のため、ベヘムドルクへ向かう。


ポン・ジュノ監督作品の映画「スノーピアサー」に雰囲気が似ている。この映画が好きな人は多分好き。


作者の藤本タツキは、『無限の住人』の沙村広明との対談にて、韓国映画『チェイサー』を話しのオチであろう展開がすぐ起こっちゃって、「どうなるんだ、どうなるんだ」の繰り返しと評し、韓国映画みたいな漫画を描きたいと話した。正に有言実行。


f:id:GoldenBalut:20191111174300j:plain

https://eiga.com/movie/54419/

(↑)この映画もオススメです。グロいです。


https://www.netflix.com/jp/title/70095142 

ネットフリックスから観れます。


ファイアパンチ』は、展開が読めないのに加え、復讐劇というシンプルなストーリー、アグニと周りの簡潔な登場人物、作者の映画好きが滲み出る作品だ。一巻一巻で作品のジャンルが変わる。復讐劇だったり、シュールなコメディだったり、王道の少年漫画だったり。コマ割りもセンスがある。8巻と短い、展開も早く中だるみが一切ないので、一気読みして欲しい。



僕は二巻の表紙のキャラ・トガタが好きです。この漫画の世界観を表している。


(↓)一話試し読み出来ます。

https://shonenjumpplus.com/episode/10833497643049550135

少年ジャンプ+より)



漫画全巻ドットコム

https://www.mangazenkan.com/item/10368351.html